長いつきあい |
なみき氏 |
「何かある度にこの3人でトークショーしていますけど…(笑)
はじめ会った時は、児童館だったんですよね…。入ろうとすると「マンガですよ。」と3回ほど確認されるような時代で…、まだビデオとか無かったんで映画を見て勉強していたんですけれども。いい年した大人は自分くらいだろうと思って入ったら、自分くらいの年齢の人がいたりして、友永氏だったり金田氏だったりした訳ですけれども…一番珍しかったのはオープロが団体で来ていたり。その中に小松っちゃんもいた訳ですが、やっぱり目立つ訳ですよ。父兄参観みたいに最後列に並ばされてですね(笑)」 |
金田氏 |
「(小松原さんとは)やっぱ会社とか近かったから…。」 |
友永氏 |
「よく飲みに行ったりするといたし…「よォ」なんちゃってね。飲んだりしているうちに、この前からも知っていたんだけど、「絵がかっこいいですね。」なんて言っちゃったりして。あの時、常連の間では『八面相』って言われるくらい作監によって毎回絵が違ってるんで…でもそれが面白かったんですね。…で、オープロに入れてくださいって言って、入ったら考えているよりもレベルがぜんぜん違ったっていうね。」 |
金田氏 |
「僕が小松原さんと初めてお会いしたのは、ちょうど村田さんが『アタックNo1』を描いている時で、村田さんの時のこずえが好きだったんで、サインを貰いに行ったんです。で、その時紹介してもらったのが初めてでしたね。ちょうどその時、小松原さんが描いていたのが、『タイガーマスク』の最終回あたりでした。」 |
友永氏 |
「昔ね、九州から手紙を出したんですよ。そうしたら同郷だという事でね。で、「上京してきなさい。」って言われて上京したんです。そうしたら「若いうちは良いけどねぇ、アニメーターは大変だからね、歳取ったら大変だよ。」って色々言われて、ちょっと考えちゃったんだね。そのうち通信教育の紹介で『タイガーマスク』やってみないかってコトになって。」 |
下着屋さん!? |
なみき氏 |
「噂によると、レナウンのイェイイェイ(娘)のCMが好きで、こんなアニメーションが作りたいとかでレナウン行ったとか…。」 |
友永氏 |
「いやだからそれは…」 |
金田氏 |
「最初のころ、あとでパンティがどうとか言ってましたよね。それは記憶にあるんですよ。友永君なにしてたの?って言ったら、パンティを作っていたとかなんとか…。」 |
友永氏 |
「(笑)」 |
なみき氏 |
「じゃあ順調な出だしで、よくわかんないけどタイガープロに入って、ポンポーンと…」 |
友永氏 |
「普通の仕事はできないな…と。半年くらいいて合ってないなとタイガープロに行って、小松っちゃんの元でやってみようかなと。」 |
酒好きだったんですよ |
なみき氏 |
「金田先生ひとつ…。じゃあどうして同じように、オープロに来なかったのかな?」 |
金田氏 |
「難しい質問ですね。…ま、友永君がいたからかな…。」 |
なみき氏 |
「なるほど!(笑)」 |
金田氏 |
「そうですね…。僕は荒木伸吾さんのところで、あまりにも仕事しないで飲んでばかりいたんで、形的にはクビになりまし…た。で、それから今度野田さんのところでお世話になったときに、ちょうど隣がオープロだったあたりかな?最初だから、僕の動画机の上には、普通のアニメーターさんの机の上には資料とかあるんですけど、世界の酒瓶がおいてあったんです。ちょうど友永君と初めて会って、友永君がそれを見て、「アニメーターってこれでいいのかな。」って、タイガープロに帰って真似したらしいんです。「おまえもう帰っていい。」って言われたらしいんですけども…。」 |